OMNIRIDE(オムニライド)というパーソナルモビリティのプロトタイプを
紹介します。
2014年10月に公表されたものなので、ダイブ時間が経過していますが、
毎度お馴染みRenponseのWEBで紹介されていたものです。
今回も、それを参照させていただいております。
◆操作
進みたい方向へ自身の体の重心を傾ける
6軸ジャイロセンサにより3方向の傾きと、倒れる速度を検知
3つのモーターを使い、一つのボールを動かす
ハンドルを使うことで旋回操作も可能
◆特徴
車輪ではなく、一つのボールを使用
前後左右任意の方向へ進む事ができる:前を向いたまま横方向への並進移動が可能
路面の傾きを検知し、坂道でも搭乗者は鉛直を保つことができる
「従来のシニアカーは、路面状況の変化や段差に弱く、
オムニライドはこれを解消する一つの解
として注目される」と記事では紹介されています。
そういう面では、whillも解決策は違えど、路面状況の変化への対応
をしていますね。
自分も、記事や映像を見た範囲ではありますが、そのように感じました。
ただ、歩道などの段差を乗り越える、降りる、ということがどれくらいスムーズに
できるのか、実際に見てみたいと思いました。
最高速度は6km/hに設定されています。
これにはこだわりがあるそうです。
星野祐准教授は「パーソナルモビリティは他の歩行者と
コミュニケーションを取りながら利用するのが正解なんです。
だから歩行者と同じ速度にしました。激走してしまうと危険ですし、
人が離れていってしまいますよね」とのこと。
この言葉には、ハッとさせられる部分がありました。
もともと、自分の中ではパーソナルモビリティを環境負荷を抑えつつ
便利に近距離を移動する手段というような捉え方をしていました。
最近は、ユニバーサルモビリティという要素も含め、広い範囲で捉える
ようになったのと、今は福祉機器として捉えられているものについても
+αの要素(乗って、使って楽しい、是非使いたい)というものが欲しい
というのを強く感じています。
さらに、歩行者とのコミュニケーションですね。
映像やコメントを拝見する中で、勝手に星野祐准教授に親しみを
覚えました。
研究室の更なる発展と研究成果に期待しています。
「夢は東京オリンピックの選手村でのデビュー」
だそうです。
夢というよりは目標というイメージですね。
選手村でのモビリティがどのような選択基準を設定されるか、ですね。
他のモビリィも含め、多数のモビリティが披露目されることを願います。
そして、それが市販化され、普及するところまで実現したいです。
◆YouTube映像 作者ResponseJP
◆YouTube映像 作者朝日新聞社
構造・原理についての説明があります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またのご訪問を心よりお待ちしております・