トヨタのバランス練習支援ロボと傾聴ロボ

様々な機能を持つロボットを、様々な企業が開発しています。

生産工場で人の変わりに製品の製造に関わるロボットから、
人の行動をサポートしてくれるもの、人が行うことの一部を
替りに実行してくれるものまで、様々ですね。

人の行動をサポートしてくれるものとして個人的に注目しているのは
CYBERDYNE
です。
様々なメディアに登場しているので、ご存知の方が多いと思います。
山海さんを、人として、技術者として、経営者として尊敬しています。

トヨタもロボットの開発をしていますね。
例えば、一時のホンダやソニーのような派手さは無いけれども、
確実に着実に開発を進めてておられるのだと思います。

日経デジタルヘルスに「トヨタのバランス練習支援ロボ、高齢者に高い効果」
という記事が6月1日付けで掲載されています。

「加齢によって身体が弱ったフレイル(Frailty)と呼ばれる状態では、
身体のバランスが悪いため転びやすくなる。
一度転ばせてしまうと高齢者はその恐怖から活動範囲を狭め、それによって
筋肉量が減ってフレイルをさらに悪化させてしまう」」
という国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)の機能回復診療部 部長を務める
近藤和泉さんのお話が紹介されています。

高齢者が転倒などで骨折してしまうと、その後の生活の質が落ちることに繋がるので、
転倒による怪我をしないように、特に注意が必要と聞きますね。

そして、それを対策する一つの有効な手段として、トヨタのロボットが活用されている
ようです。
「転倒を防ぎつつ高齢者に運動させる手段として、同センターがその効果を
検証しているロボットの1つに、トヨタ自動車が開発した「バランス練習アシスト」
がある。」と記事では紹介されています。

ゲーム感覚でバランス感覚を鍛えられるようになっているようです。
「ゲーム感覚」というのは、キーワードになりますね。
目をつり上げて、気合入れて鍛えるというのでは無く、ということだと思います。

さらに、「傾聴ロボット」なるものもあるようです。
「被害妄想などが強くなる「混乱期」にある認知症患者などの“聞き手”となるもの。
ロボットとの対話は、認知症患者の覚醒レベルを上げる可能性があるという。」

覚醒レベルを上げることで安心し、眠りにつけるようになるのだそうです。
こういった効果を検証すべく、基礎的なデータを取り始めたとのことです。

ロボットという切り口だけでなく、高齢者との接し方についてもヒントがあるので、
ぜひ上記リンクから、記事を読んでみて下さい。

自分自身も年齢を重ねると高齢者とされる年齢になるわけですし、自分も親や
親類はもっと早いですよね。
そして、身の回りにも高齢者の方はおられます。

とは言え、最近は元気な高齢者の方が多いように見受けられます。
自分も、充実した時間を過ごし、自分のMISSIONを実行しつつ年齢を重ねていきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またのご訪問を心より街しております。