クルマ塾実行委員会による
『レジェンドに学ぶ ものつくりの神髄』
第1回 マツダ編
が2018年3月16日にマツダR&D横浜にて行われました。
行かれた方はいらっしゃいますでしょうか?
筆者は、所用があり、そしてその所用が延びてしまい、
13時開始というのには間に合わず、大幅に遅刻しての
参加となりました・・・。
滞在時間と片道移動時間が同じくらいでしたが、
それでも参加させていただき、とっても良かったです。
受付に到着した時に、
とっても良い雰囲気のジェントルな方がさりげなく
当日のスケジュールを手渡してくださったのですが、
後から知るに
鈴木 脩己さん
(株) S&Nホールディングス代表取締役会長 元(株)三栄書房 代表取締役社長
だったようなので、恐縮しまくりでした。
とっても気さくな雰囲気の方でした。
自分が拝聴できたのは、貴島孝雄さんの基調講演
「人馬一体スポーツカーの理念」
からでした。
マツダのスポーツカー哲学という紹介があったのですが、
その中で「設計者もクルマに乗れる必要がある」ということで
1980年代に「あの」ポールフレールさんによるドライビング
スクールを受けていたようです。
ポールフレールさんと言えば、個人的にはハイスピードドライビング
という本で勉強させていただいたという記憶があります。
そして、自分が以前目指していたのが
乗って(早く走れて)作れていじれるエンジニア
というのがあったのですが、当時のマツダの哲学に似た
ものがあったのかな~とうれしくなりました。
もっとも、自分の場合はかなり中途半端ではありますが。
現在は、組織の規模が大きくなったり、色々と環境変化があるので、
昔のようにはいかないものの、その哲学自体は残っている
ようなので、今後のマツダが楽しみということの根拠と
なりそうです。
貴島さんの基調講演前に、
・小早川隆治さんによる「ロータリースポーツよ永遠に」
・福田成徳さんによる「マツダデザインの流れ」
という基調講演もあり、とっても貴重な講演を聞く機会でした。
(残念ながら、自分は拝聴できませんでしたが)
基調講演後、講演者の皆さん、そして山口京一さん(クルマ塾の
コアメンバーのうちのおひとり)、吉田由美さんらによる
フリートークもありました。
そちらも、とっても興味深い内容でした。
自動車関連のエンジニアさん、自動車に強い興味のある方には、
とっても楽しく充実した時間になったものと思います。
最後に、参加者からの質問をさせていただく時間がありました。
その中で、マニュアルのトランスミッションについての
質問がありました。
この先もマニュアルのクルマは残るだろうか?というような
質問だったと記憶しています。
それに対する回答の1つに、残したければ、仲間を作ることだ、
という話がありました。
新車だろうと、補修部品だろうと、一定以上のニーズがあることが
重要だし、メーカーとしてもそれを把握していることで
残る方向に動くのかな、と話を聞いて思いました。
自分も、以前はマニュアルにしか乗りたくないと思っていましたが、
今はオートマしか乗っていません。
が、乗って楽しい、操ることに充実感があるクルマ、バイクに
乗りたいというのはあるので、それを別の形で実現したいと
強く熱く考えています。
変速すること自体がエンジンの性能上の制約から生まれたものだと
考え、変速の操作自体というよりも、そもそも駆動力、制動力を
意のままに操るということが目的であるとするならば、
ミッションがマニュアルかどうかはこだわらなくても、今の自分
にとってはよいと考え(感じ)ています。
それよりも、アクセルなりブレーキのペダルに対する駆動力や制動力
の反応が「意のままに操れている」ことが重要だと今の自分は
考えるのです。
そういう意味で、今の自分が満足するオートマのミッションには
乗ったことがありません。
ということで、クルマやバイクでそれを実現させたいというのがあります。
そして、駆動力を生み出しているのは、モーターです。
ま、モーターであることが必須ということでもありませんが、
自分がやろうとしていることで考えると必要なこと、ということです。
さて、クルマ塾の話に戻します。
『4月、5月、6月のレジェンド講演会の内容も決定次第、こちらのページで告知します。』
とクルマ塾のWEBで書かれているので、今後の講演会に期待です。
トヨタや日産などに声をかけておられるようで、色々と調整中のようです。
上で書かれているこちらというのは、コチラ(https://rev-m.com/kurumajuku/)です。(笑)
ぜひ、定期的にWEBをチェックすることを強く!!推奨します。
クリックカー(https://clicccar.com/)にもクルマ塾のバナーがあり、記事で
紹介される可能性もあるので、チェックしてみると良いですね。
今後は、自分のスケジュールとバッティングしないことを祈りつつ、
講演会の開催告知を楽しみに待つことにします。
最後になりましたが、クルマ塾のメンバーの方々、当日講演いただいた
講演者の皆さん、そしてマツダさんに心よりお礼を申し上げます。
貴重な機会を提供いただき、ありがとうございました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またのご訪問を心よりお待ちしております。