部品の作成に3Dプリンタ

パーソナルモビリティ普及に向けて、必要なことの一つとして、
「カスタム」があると考えています。
単純にユーザー自身の「自分好み」にするというのももちろんですが、
それぞれ目的や使い方が異なると思っていて、商品のラインナップが少ない中では、
その限られた商品を使いやすくするというのが必要であろう、ということです。

例えば、外装パーツもそうですし、バッテリーの容量だったり、バッテリーを
充電する環境であったり・・・。
バッテリーの容量は、単純に複数積むことができるという商品もあったり
しますね。
それも良いですが、汎用品として、配線の準備をしておけば、予備バッテリー
として使えるようなものがあると喜ばれるのでは?と。

外装パーツのカスタムや補修

例えば、バイクで言うとフロントスクリーンだったり、ビジネス用ならレッグガード
だったり、そういうちょっとしたものがあると良いと思います。
もちろん、それらがあれば爆発的に普及するかと言うとそんなことは無いと思いますが、
使い始めたユーザーさんの利便性を向上させるものは是非とも揃えておきたいと
考えます。

例として挙げるには、あまりふさわしくないかもしれませんが、こういう
カンジのものです。

ジャイロキャノピー用レッグガード 白 塗装済み

で、特に普及初期は、対象となるバイク毎に作るというとコストがかかりすぎるので、
汎用品があればそれを活用し、無ければ諦めるしかない・・・となりがちです。
が、もしも低いコストで作成できれば、個別対応できるということで活用したいのが
昨年くらいから話題になっている3Dプリンタです。
「試作」する、とか「型を作る」、というのでは無く、「商品を作る」ということに
活用したいです。

そのためには、形状を決める工程を短く、商品を作成するのにかかるコストを低く
抑えないといけません。
で、商品の形状がおおよそ決まっているとすれば、あとは取り付け面とのフィッティング
ということになります。

これをスキャナーを活用して取り付け面の形状を取り込み、おおよそ決めていた商品形状
に合わせこむ、ということで形状を確定できれば、汎用品よりは出来栄えが良いものが
個別モデルの商品として出せるかな、と。
作成はもちろん3Dプリンタを活用するということになります。

いくつか解決すべき課題はあるかと思いますが、部品作成に取り組んでいきます。
まだ構想段階ですが、もう少し3Dプリンタやスキャナーのコストパフォーマンスが
上がり、使い勝手の面でも改善されて来れば、環境としては整ってくると考えています。
あとは、実際に3D-CADで設計するという部分をできるようにしておかないといけません。
自身、CADを使っていたことはあるものの、ダイブ時間が経っているので、改めて
習得しようとしている段階です。

最後に現時点で良いと思う3Dプリンタとスキャナーを紹介します。

◆11月13日発売 スキャナーとの複合3Dプリンタ

◆3D Systems社の3Dスキャナ Sense3D
 更なる使い勝手の向上を期待しています

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またのご訪問を心よりお待ちしております。