自動運転車を実際に公道で走らせる実験が日本でも行われています。
メーカーによって温度差があるものの、世界の潮流は運転の自動化に
あるようです。
個人的には、運転も楽しみたい!!と思っています。
そう、「移動手段」という面だけでなく、楽しみでもあるからです。
なので、全ての車両が自動運転ということになると寂しいと感じると思います。
ま、自分が生きている時代には、そのようなところまで進まないでしょうけど。
日経新聞WEB版(有料会員用)の5月18日付記事に、
未来のクルマは能登から 自動運転が「地域の足」
というのがありました。
今話題の北陸新幹線で再認識されている金沢から車で2時間半の、石川県珠洲市で
自動運転車の公道実験が行われています。
本実験は、金沢大学が中心となって行われています。
記事によれば、
『珠洲市は人口が1万6000人とここ10年間で2割減る一方、
65歳以上の比率が45%に達する典型的な過疎・高齢地域だ。
「公共交通が十分でない上に高齢化が進み、自動運転のニーズが高い。
実践的な試験ができると考えた」と、開発を主導する
菅沼直樹金沢大学准教授は実験場に選んだ理由を説明する。』
とのこと。
車両はプリウスをベースとしているとのことです。
・ルーフ上部にセンサーが設置されており、周囲50~100メートルの障害物を感知する。
・GPSアンテナ
・ミリ波レーダー
などが取り付けられていると記事では説明されています。
この文面だけだと、ルーフ上のセンサーだけが一般的には設置されていない
センサーのように思えます。
GPSアンテナやミリ波レーダーは、機能/性能的により良いものが使われているかも
しれませんが、センサーとしては民生品として普及しているものですね。
信号の色を検知できるのはもちろん、交差点でも自動で曲がるとのことです。
公道での実験ということもあり、安全のために僅かでも事故の可能性があると判断すれば、
手動運転に切り替えるとのこと。
切り替えは、ハンドルを軽く押してチカラを加えることにより行われるとのこと。
この切替自体が確実に行われるためのシステムが、実験を進める上では要の一つになると
思います。
記事では、以下のような今後の予定が紹介されています。
・17年からは助手席や後部座席に地域の人や観光客を乗せ、タクシー代わりに使ってもらう。
・20年には高齢者も含めて一般の人が運転席に座り、最低限の操作で走れる段階まで性能を高める。
自動運転というものを進める動きについては、今後の精力的に行っていただきたいと
希望します。
そして、それが普及するまでの間、交通事故を劇的に減少させるために、
ドライバーの安全確認を補佐するための技術を実用化させて欲しいです。
技術に依存してしまうと、逆に不安全となる・・・という懸念があるかと思いますが、
それをも超越するものとして世の中に普及させて欲しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
21日は、人と車のテクノロジー展へ行く予定にしています。
新しい技術に触れ、刺激を受け、今後に役立てようと考えています。
またのご訪問を心よりお待ちしております。
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