3月15日付の日経新聞へ掲載されていた記事の内容について書きます。
「電界結合方式」と呼ばれる無線給電技術で、道路からタイヤなどを
通じでモーターへ電力を供給することができるというものです。
『タイヤのゴムは電気を通さないが、補強するためのベルトやワイヤが
埋め込まれている』のです。
(スチールベルトというのを聞いたことがあると思います)
そして、数㍋ヘルツの電流だと、じかに接触していなくても、近づいた
金属片同士の間に電界が生じます。
この原理を使用しているようです。
インバーターで超高周波へ変換し、道路の下に敷いた金属シート製の
電極線路に流すことで、その上にタイヤが重なると電気が発生して
モーターへ電力を供給できるという仕組みになります。
豊橋技術科学大学の大平孝教授が2011年に考案し、大成建設と共同開発した
そうです。
2014年10月に開催されたシーテックジャパンにて、走行実験が公開されたそうです。
まずは工場や空港内など決まったコースを走る運搬車両向けに普及を目指している
そうです。
新しい技術なので、限られた環境、用途で実証実験することになりますよね。
新しい技術が様々な用途・環境でしっかりと実証実験を積み、実用化されることを
願っています。
個人的には、先日の記事「アシスト付自転車をワイヤレス給電」で紹介したように、
アシスト付自転車での早期普及を望んでいます。
それは、電動バイクへと広がりやすいでしょうし、そうなれば普及への弾みに
なると思うので。
無線給電の技術としては、今回の電界結合方式以外に、上の記事で紹介しているような
電磁誘導方式などがあるようです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
またのご訪問を心よりお待ちしております。
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