パーソナルモビリティ/ユニバーサルモビリティをどのように位置づけるか、
という考え方の一つが記事になっていたので、紹介します。
日経テクノロジーオンラインの
「地方のニーズを捉えた超小型EVを展開」
というタイトルの記事です。
いつもはリンクを貼っていますが、本記事は
「日経テクノロジーオンライン有料会員限定ですが、
2015年06月14日までは特別に誰でも閲覧できるようにしています。」
というものなので、リンクは控えます。
WEBページ内の検索小窓で検索するとヒットするので、それでご覧下さい。
本記事では、超小型EVの開発においてホンダが独自色を打ち出している、としています。
トヨタ自動車などは「都市型コミュニティー」(近距離用)と位置づけているが、
ホンダは近い将来の日本の地方に適した、新しいタイプの超小型EVの開発を目指している、
としています。
そもそも、超小型EVは現状それほど普及しているわけでは無いので「新しい」というのは
どうなんだろう?と思います。
それより、「都市の近距離用途とは別」というような表現のようがしっくり来ると
考えています。
記事内にもありますが、今後、公共交通機関やガソリンスタンドなどの既存インフラを
維持できなくなる地域が現れる可能性があるとされています。
ガソリンスタンドについては、過当競争もあってか、スタンド数が減っているとも
聞きますし、決して「将来の話では無い」と個人的には認識しています。
「不便な状況」というのには突入している地域が既にあちらこちらにあるのでは?と。
電気、ガス、水道などのインフラを整備するためには、住民が広域に住むよりは
なるべく狭い範囲の方が都合が良いということで、コンパクトシティーという
考え方を進めるという話も聞きます。
地域それぞれの実情に合わせた施策を行政が打ち出すのでしょうが、
パーソナルモビリティという移動手段についても、いくつかの選択肢が
揃っていることが望ましいと考えます。
また、柔軟に対応できるような仕組みにしておける方が良いですね。
となれば、各メーカーが画一的な考えで開発を進めるのでは無く、
それぞれの考え方で進めているというのは、良いことだと思います。
ハード面において、ホンダの特徴としては「Variable Design Platform」
を採用していることだと考えます。
「用途や顧客の要望に応じてボディーや内装を比較的簡単に変えられる柔軟性
を持たせたEV構造」とのことです。
そして、このようなハードにしたのは、ホンダの「超小型EV」への考え方、
捉え方、位置付けが影響しているものと考えます。
もっとも、プラットフォームは共通だけどボディを変更することで様々な
ニーズに対応するというのは、ガソリンエンジン車でも行われている
ことですので、特別目新しいものでは無いと思います。
それだけに、可能ならこの段階で複数のボディーバリエーションを揃え、
こんなに柔軟な対応ができるものである、というのを現実の姿として
見せていただきたかったです。
MC-βについては、「超小型モビリティで心にゆとり|ホンダMC-β」という記事で
も書いているので、よろしければご覧下さい。
YouTube動画もあります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またのご訪問を、心よりお待ちしております!!
コメントを残す