パーソナルモビリティの保険

自動車やバイクは既に普及していますね。
一家に一台ではなく、一人に一台というのが当たり前になっている地域もあります。
公共交通機関が整備されている地域では、それを利用するなり、所有するのでは無く、
レンタル(カーシェア)で活用するという選択肢もあります。

車やバイクは、レンタルするなりカーシェアリングを利用する時に付帯している
場合が殆どだと思うので、万が一のことが発生してしまった場合は、それを利用
することになります。

任意保険の加入率

自分で車やバイクを所有する場合、自賠責保険に加入することが義務付けられています。
そして、自賠責保険に加えて、「任意保険」に加入されている方が多いと思います。
その当たり前というイメージがあるのですが、実際には、
・対人賠償
・対物賠償
共に7割超程度とのことです。

この数字を見て、皆さんはどのように感じるでしょうか?
思ったより低いと感じたでしょうか?
それとも、そんなに加入していたんだ・・・と感じたでしょうか?
筆者は前者で、意外と低いんだな・・・と感じました。

9割近くの加入率があるようにイメージしていました。
加入していないのは極一部の人だけで、殆どが加入しているように思っていました。
なぜなら、賠償責任が生じてしまった場合に、自分の資産では賄いきれない可能性が
あることを考えると、加入するという選択をせざるを得ないと認識しているからです。

これは、自分が被害者になってしまった場合に、加害者側が任意保険に加入していない
可能性についてもしっかり考える必要があるということにつながります。
3割くらいの車両が任意保険に加入していないとなると、自賠責の補償範囲外で
任意保険で賄う範囲のものを加害者側の支払い能力に依ることになるのですから。
いずれにせよ、自分が事故を引き起こさないというのに加え、事故に巻き込まれない
防衛運転が必要ということになります。

代理店型か、通販型か

「交通事故の当事者になってしまった時のことを考え、任意保険にしっかりと加入しておく
ことが必要」
というのが当サイトへの訪問者さんの共通認識になっていることを願っています。

では、どの保険会社のサービスを利用するかというのも判断に迷うところですね。
以前は、保険料が安くすむということで、「代理店型」に対して「通販型」の勢力が
拡大するという認識が一般的だったと思います。
保険料を安く済ませたいから「通販型」を選択する、というような。

今は、「通販型は当たり前」となっており、通販型の中でどの保険会社を選択するかという
「通販型の中での選択」となっているというイメージがあります。

ところが、実際に数字として調べてみると、意外な事実が判明しました。

  • 損害保険会社にいくらの保険料収入があったかを示す正味収入保険料のシェア

   平成22年度(平成22年4月1日~平成23年3月31日)
   自動車保険は任意保険が約3兆4564億円
    1位はMS&ADで1兆2919億円
    2位は東京海上HDの1兆131億円
    3位はNKSJの9549億円
    つまり、メガ損保3社で9割超を占めている。

では、これだけ注目を集めている通販型はどれくらいのシェアなのか気になりますね。
通販型トップのソニー損保が約650億円ということで、MS&ADの5割程度ということになります。
この数字にはビックリさせられました、個人的に。

こうなると、保険料と実際のサービス内容との関係を知りたいですね。
最近は「コスパ」と言われてますが、コストパフォーマンスとして、代理店型と通販型
でどのような傾向があるのか気になります。

個人的に、代理店型の保険を比較検討するということをしたことが無いので、
残念ですが、その方法を紹介することができません。
単純に、ネットで保険会社とその代理店を調べて見積もりを貰えばよいのだと思いますが、
実際にやったことが無いので不用意なことは書けません。

ネット型自動車保険の比較と言えば、やはり見積もりサイトで一括見積もりをもらうのが
常道だと思います。
個々に依頼していると、それだけでもかなりの手間です。
一度の入力で多数の保険会社の見積が貰えるというのは、非常に便利だと思います。

自動車保険の一括見積りができるサイトは、複数あります。
どこも似たようなものですが、もし意中の保険会社があるのであれば、その会社の
見積もりが貰えるサイトで見積もりをもらいましょう。
もちろん、一箇所に絞る必要はありません。
複数の見積もりサイトで見積もりをもらってみましょう。

その際、現在の保険内容をベースに入力することになります。
が、同じように入力した場合でも、同じ保険会社で異なる見積額になることがあります。
これは、補償内容が異なることが原因ですが、一体どちらが自分に適した見積もりなのかを
改めて考えるきっかけになります。
ちなみに、これは筆者自身の体験に基づく話です。

通販型の自動車保険に入っていたが、もっと安いところは無いのかな?と気軽な
気持ちで一括見積もりサイトを利用しました。
すると、同じ補償内容でも更に安い保険料の会社が複数あることがわかりました。
ならばと別の一括見積もりサイトを利用してみたのですが、その時に、同一保険会社
なのに異なる見積額となったのです。
そして、その違いがどこから来るものなのかを調べてみることにしたのですが、
それが補償内容を検討するきっかけになった・・・のでした。

というわけで、敢えて最初から複数の見積もりサービスを利用することも無いと
思いますが、必要なら、もう一つ見積もりサービスを使ってみるというのを
検討してみると良いと思います。